ここ数年の音楽を聴いてきて思ったことを書いていきます。
テレビではずっと、K-POPやアイドルが流行している印象です。
昨年においては、アニメの主題歌が多くヒットし、海外からの注目も集まっているそうですね。
一方でネットでは、TikTokやYouTubeショートで使われやすい曲、例えばネタ曲や踊りやすい曲が多い印象があります。
多いと言っても、2ヶ月程流行って、気付けば別の曲が流行っている印象です。
[Alexandros]の「閃光」が何かとよく使われたり、猫ミームも流行りましたが今はほとんど見なくなりました。
ニコニコ動画で注目を浴びた曲、例えば「強風オールバック」がカップヌードルのTVCMになりましたが、お茶の間は「???」でしたでしょうねw
Mr.Childrenの桜井さんが2022年のインタビューで「音楽の価値が下がっている」と言っていましたが、その意味はとてもよく分かります。
以前に比べて最近の曲は、「その時だけ聴かれてすぐに次」といった、言い方は悪いのですが、使い捨てのような扱いを受けている気がします。
何十年も人の心に残り続ける芸術としての音楽ではなく、エンタメとしての音楽になってしまった感覚です。
ですがこれも時代の流れですし、曲を作れる人も以前より増え、ネットに投稿される曲も増えています。
この量産される音楽と消費される音楽の時代とどう向き合っていくのかも、ミュージシャンの課題なのかもしれません。